『日本語学』通巻497号 (第38巻10号)
◆日本語の言語文化
〇言語文化学と言語文化教育 ………矢澤真人
〇言語文化と日本語史 ………高山倫明
〇文学の伝統と言語文化 ………谷知子
〇生徒が使う古語――「おぼゆ」「をかし」を中心に―― ………河内昭浩
〇教室の「言語文化」をつくる――科目「言語文化」における創作への誘い――
………澤田英輔
〇言語文化の授業実践 ――「言語文化教育」の基盤としての「言語感覚の育成」と「修辞意識」を中心に――………浅田孝紀
【連載】
[ことばのことばかり]………はんざわかんいち
[校閲記者のこの一語]………高橋雅樹
[漢字を追いかける]………笹原宏之
『日本語学』通巻498号(第38巻11号)※電子版はこちら
◆様々な分野が明らかにする日本語
〇土木工学から見た日本語――技術者がデジタル・アーカイブスと図書館を行き来して調べたこと―― ………小松淳
〇木簡学から見た日本語――文字について―― ………馬場基
〇言語情報学から見た日本語 ………井佐原均/神崎享子
〇教育学から見た日本語――〈青年〉と教育・学校―― ………和崎光太郎
〇空手の世界で使われる日本語「押忍」について――なぜ「オス」という話し言葉に漢字「押忍」が当てられたのか―― ………大森敏範
【連載】
[ことばのことばかり]………はんざわかんいち
[校閲記者のこの一語]………渡邉彩花
[漢字を追いかける]………笹原宏之
『日本語学』通巻499号(第38巻12号)※電子版はこちら
◆裏側の日本語学
〇「裏側」のことば ………渋谷勝己
〇語彙調査の裏側――基本語彙から周辺語彙へ―― ………石井正彦
〇卑語は敬語の反対・裏側か? ………西尾純二
〇発話媒介行為の宿命 ………加藤重広
〇言語変化・方言分化が起こりにくいところ ――方言地図からさぐる――………大西拓一郎
〇借用されないことば ………簡月真
【連載】
[ことばのことばかり]………はんざわかんいち
[校閲記者のこの一語]………大熊萌香
[漢字を追いかける]………笹原宏之
『國語國文』88巻9号(通巻1021号)
○「梅花歌序」表現論 (宋晗)
○『山家集』巻末百首「釈教十首」の思想と信仰――「きりきわうのゆめのうちに」三首の構成とキリークの思想を中心に――(大場朗)
○太平洋戦争と私小説――太宰治「新郎」/丹羽文雄「海戦」 (松本和也)
『國語國文』88巻10号(通巻1022号)
○平安時代の和歌と草木成仏説 (フィットレル・アーロン)
○大江健三郎『万延元年のフットボール』論――「再生への始動」と過去の継承―― (田鎖数馬)
○法華経訓読史における和訓読みから字音読みへの推移――否定辞と複合する語及び程度副詞と用言で構成される語を中心に (李競一)
『國語國文』88巻11号(通巻1023号)
○『顕注密勘』の顕昭注(続)――注釈の性格と目的について―― (鎌田智恵)
○平重盛の法名をめぐって (塩山貴奈)
○都賀庭鐘の読書筆記『過目抄』とその読本創作 (劉菲菲)
『國語國文』88巻12号(通巻1024号)
潁原文庫特輯 第一
○潁原文庫選集完成に寄せて (濱田啓介)
○潁原文庫蔵『逸題浮世草子』とその周辺 (藤原英城)
○『開口新話』小考 (川上陽介)
○潁原文庫の古俳書零本――『鄙諺集』巻六について (河村瑛子)
『國語國文』89巻1号(通巻1025号)
潁原文庫特輯 第二
○延宝版『倭漢名数』および『増補和漢名数』について (野口隆)
○大道寺友山『岩渕夜話』について (高橋圭一)
○『童謡妙々車』の長編構成について (大関綾)
○潁原文庫の新写本 (母利司朗)
『国語と国文学』通巻1154号(第97巻第1号)
○秋成の『俳諧嘘を月夜』(長島弘明)
○『西宮左大臣集』成立考――源高明の歌人評価と絡めて――(森田知之)
○『平家物語』「剣巻」の密教的転換――風水龍王をめぐって――(髙尾祐太)
○泉鏡花「清心庵」論――『誓之巻』の〝それから〟 ――(梅山聡)
○書評・北山円正著『平安朝の歳時と文学』(宋晗)
○書評・天野聡一著『近世和文小説の研究』(牧野悟資)
◇新刊書情報
Acta Orientalia Academiae Scientiarum
Hungaricae Volume 72, Issue 3, September 2019
〇 A Catalogue of Harbours in the
Province of Ĝirsu/Lagaš Documented in the Administrative Texts of the Ur III
Period (Sergio Alivernini)
〇 The Ancient Hydraulic Infrastructure
of Wādi eṣ-Ṣader
near Petra, Southern Jordan
(Adeeb Al-Salameen, Zeyad Al-Salameen
and Hani Falahat)
〇 A New Analysis of Kalbak Taš I (A-23)
Inscription (Hülya Yildiz)
〇 The Derivation of the Tibetan Present
Prefix g- from ḥ- (Nathan W. Hill)
〇 Hebrew Manuscripts and Scribes in the
Crimean Golden Horde (Solkhat) (Golda Akhiezer)
〇 Grounding Tantric Praxis in the
Mahāyāna Meaning and Modes: An Exoteric Doxography Contained in the Tangut Work
Notes on the Keypoints of Mahāmudrā as the Ultimate (Zhang Linghui)
Acta Orientalia Academiae Scientiarum
Hungaricae Volume 72, Issue 4, December 2019
〇 On ïKID- in the Kül Tegin and Bilgä
Kagan Inscriptions (Li Yong–Sŏng)
〇 A Philological Investigation of the
Old Uyghur Pilgrim Inscriptions Recently Discovered in the Cave NK 10 in the
Tuyoq Grottoes of Turfan (Abdurishid Yakup and Li Xiao)
〇 The Spiritual Culture of Food: Eating
Customs in Early Sufism (Arin Salamah-Qudsi)
〇 Hile ü hud’a: Deception,
Dissimulation and Manipulation of Information in 16th-century Ottoman Empire (Emrah
Safa Gürkan)
△ Reviews Feng
Jing Peter Kornicki Anikó
Schmidt Gyula Wojtilla Abdurishid
Yakup
△ Claus Schönig (23 October 1955–23
June 2019) (Sebastian Cwiklinski)
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