『國語國文』 86巻3号(通巻991号)
○近代国語辞書と文法――『官版 語彙』をめぐって―― (山東功)
○『玉塵抄』における「まで」の終助詞的用法 (山田潔)
○「を」使役文と「に」使役文 ――意志動詞との関連と意味的差異をめぐって―― (佐藤友哉
『國語と國文學』 2017年4月号 通巻1121号(第94巻第4号)
○うら悲しき景――大伴家持の春愁歌の表現をめぐって――(山﨑健司)
○「むすぼほる」考――新古今時代の用法を中心に――(板野みずえ)
○認識としての「保元・平治」 ――物語は院政期の動乱をいかに捉え直すか――(阿部亮太)
○『呉服文織時代三国志』の虚構と真実――都賀庭鐘の歴史観――(梁蘊嫻)
◇書評・堀誠著『日中比較文学叢考』(金文京)
◇書評・近衞典子著『上田秋成新考――くせ者の文学――』(高松亮太)
『日本語学』 2017年4月特大号 通巻465号 (第36巻4号)
◆インターアクションの科学
【Ⅰ インターアクションの多様なタイプ】
○子どもとおとなのインターアクション――「原初的」言語使用の現場から見えること―― (高木智世)
○相互行為としてのサービス ――クリーニング店の接客場面の会話分析―― (平本毅・山内裕)
○患者と医師のインターアクション――量的および質的分析の両面から―― (植田栄子)
○即興手話表現というインターアクション ――手話話者の手話と日本語の関係――
(坊農真弓)
【Ⅱ インターアクション研究のキートピック】
○順番交替 (榎本美香)
○どの場面で、誰が、何を、何のために「繰り返す」のか――二種類のジャンルにおける「反復」の機能とそれがもたらす協調性―― (竹田らら)
○修復の組織 (早野薫)
○ここに書かれていることは、嘘です――フレーム、あるいは「ことばの使用」をめぐるこの身近な大問題――(榎本剛士)
○日本人の聞き手行動 ――「融合的談話」を事例として――(植野貴志子)
○会話におけるターンの共同構築 (林誠)
○言い淀み・フィラー・母音延伸 (横森大輔)
○相互行為詞――行為と行為の間における相互行為の秩序の交渉を捉える―― (森田笑)
○会話の共創で起こる笑いの一考察――リスナーシップ行動を中心に―― (難波彩子)
○秩序だった手の動きが誘う相互行為――意味の共同理解を試みる活動を例に―― (城綾実)
【連載】
[ことばの散歩道] 井上史雄
[ことばのことばかり] はんざわかんいち
[ことば屋繁盛記]大熊智子
[日本語教師がみる世界の日本語リアルレポート]近藤裕美子
[百人一首を味わう]高野晴代・森山卓郎
『文学・語学』 第218号 創立60周年記念号
巻頭言 今後の日本史研究
スガータ・ボーズ氏の講演によせて
全国大学国語国文学会会長 中西進
《創立六十周年記念大会》
平成二十八年度夏季 全国大学国語国文学会 第一一三回大会
シンポジウムテーマ『日本とインドー文明における普遍と固有―』
記念講演 美とホスピタリティ
-インド・日本の生き生きとした交流の歴史― (スガタ・ポーズ)
パネルディスカッションテーマ『日本とインドを結ぶー交流の過去・現在・未来―』
日本とインド―日本文学研究の新たな視点― (小川 靖彦)
『南天竺婆羅門僧正碑并序』の沈黙―菩薩僊那の『阿弥陀浄土』と光明皇后追善事業― (藏中 しのぶ)
日印交流の未来-言語文化の多様性と普遍性― (田辺 明生)
《特集》
グローバル化の日本の中の日本語・日本文学―その方法と交流の可能性―
ラブソングロード (辰巳 正明)
古典テクストの中の越境と交流―『篁物語』を例に (陣野 英則)
『源氏物語』の翻訳と現代語訳の異文化交流 (河添 房江)
ビゲロー旧藏『酒呑童子』絵巻の意味するもの (石川 透)
日本近世文学の可能性―覚書としてー (鈴木 健一)
日本経済小説史は可能か
-『日本永代蔵』から『おれたちはバイブル入行組(半沢直樹)』
『下町ロケット』までー (染谷 智幸)
主人公の二類型、あるいは必然と偶然 (石原 千秋)
夏目漱石『文学論』同時代的意義 (佐藤 裕子)
上演される〈西洋〉とリアリティの更新
-第二次『新思潮』における青年文化の展開― (生方 智子)
日本語文学大系の中での漢字の機能についてー付:部首配列史との対象― (鈴木 功眞)
小説の翻訳―テンスの問題を中心にー (小野 正弘)
編集後記
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