2018年8月17日金曜日

国語学系雑誌 最新号  Japán nyelvvel / irodalommal foglalkozó folyóiratok új számai


『國語國文』 878号(通巻1008号)


○嵯峨朝詩人の私性と詩壇の関係――隠逸思慕を中心に―― (宋晗)

○藤原道長の和歌「この世をば」新釈の試み (山本淳子)

○和漢聯句の楽しみ(一)――『慶長元和和漢聯句作品集成』を読む―― (大谷雅夫)



『國語と國文學』 20188月号 通巻1137号(第95巻第8号)


○『土左日記』の帰京――漢詩文受容をめぐって――(北山円正)

○宇多天皇と記録――菅原道真・紀長谷雄の「記」を中心に――(Antonin Ferré

○院政期題詠歌における『源氏物語』受容 ――『後鳥羽院御口伝』言説の再検討――(田口暢之)

○丹前の継承――続・舞台に立つ太夫元――(光延真哉)

○書評・古瀬雅義著『枕草子章段構成論』(藤本宗利)

○書評・守安敏久著『寺山修司論――バロックの大世界劇場――』(鈴木彩)

◇新刊書情報



『日本語学』通巻483号 (第379号)


◆都市とことば
土地に人が集まり、住み着いて、交流や交易が活発化することで、ことばも交じり合い変容していく。その様子を、集住の場としての「都市」の視点から見てみたい。京から江戸そして東京へと、首都の建設や移動は、ことばを変え、土地土地のことばを価値付け、標準語や方言を生み出した。そして、近代都市の発達とともに新しい社会や文化が形成されていく背景には、都市ならではの言語表現の力があった。さらに近年は、外国人の増加する都市に、新しい言語問題を突きつけてもいる。本特集では、都市とことばの関係を、それぞれの形成と変容から考えたい。


〇都市の言語とはなにか――都市言語研究の視点とその方法―― 中井精一 

〇東京山の手の形成と標準語 野村剛史 

〇首都のことば――新東京都言語地図から―― 久野マリ子 

〇交易とことばの伝播――とうもろこしの不思議を探る―― 大西拓一郎 

〇都市と多重言語、そのかかわりの歴史へ――体験的国際比較論―― 鈴木貞美 

〇外国人集住都市の言語問題─―日本語で格差を生み出さないために―─ 河原俊昭 


【連載】

[ことばのことばかり] はんざわかんいち
[校閲記者のこの一語]服部健人
[漢字を追いかける]笹原宏之
[今日に息づく漢文のこころとことば]李軍 
[百人一首を味わう]太田登・中西進